AI技術ログ|eieio81810

手を動かしながらstep-by-stepでの執筆故に雑です許せ

旧PCから新PCへStable Diffusion Web UIをお引越しする

お引っ越しをするにあたって、意識しないとならないことを思いつく限り列挙してみる。

また、お引越しするということは多くの場合、PCのスペックが向上しているはずなので設定の見直しも行なっていきたい。

  • 作った作品
    クラウドのみにバックアップすると作品のジャンルによってはアカウントが凍結されるらしい。ローカルでの保存は今も昔も必須
  • プロンプトのリスト
    csvのやつ
  • 拡張機能のリスト
    →何を拡張していたか控えておく必要がある
  • その他自分で作ったドキュメント

どれもこれもGoogle CloudやDropboxでシェアするには未知のリスクがある。

匿名で短期間の間シェアできるGigaFile便などでシェアするのが今回の場合は良さそう。

 

設定の見直しについては、

  • 画像の出力先ルール
    Windowsで画像を出力するならピクチャフォルダに出力してもいいかなと思う。
  • Stable Diffusion Web UIのバージョン
    →SD Web UIのフォルダ上にoutputフォルダを作ってしまい、バージョンアップに躊躇していた
  • 実行コマンド
    GPUなし版でコマンド実行していたため

この辺りを今回は見直していきたい。

さあやっていこう。

 

1.お引越しの荷造り(旧PC)

特に画像で解説したりはしない。

引っ越ししたいファイルやフォルダを一つのzipファイルにまとめるだけ。

 

ただ、7zipなどWindows標準のzipよりも圧縮率の高いソフトを使ってまとめていった方が快適になる(引っ越しするファイルサイズが膨大になるため)

 

完成したGigaFile便のURLはGoogle Keepなど、好きなサービスにシェアすればよい。

 

2.荷運び(新PC)

Google Chrome、7zipのインストールをしておきたい。

GigaFile便へアクセスし、事前にシェアしておいたURLやパスワード情報などをもとに、順次ファイルの解凍を行なっていく。

 

3.荷ほどき(新PCで開発環境を整える)

まずは最新のStable Diffusion Web UIをインストールしたい。これがないとイラスト召喚始めづらい。

日本語の情報が多いのはAUTOMATIC1111版

GitHub - AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui: Stable Diffusion web UI

 

これをインストールするにあたって注意点がいくつかある

  • Nvidia製のGPUの利用が推奨されている
    →ない人は「StableDiffusionWebUi GPU なし」とかで検索してみるとよい。自分は以前これだった。
  • Pythonが必要
    →自然とシステムエンジニアとしての開発環境を整えることになる…がしかし、いきなりPythonをインストールするのはやめておいた方がいい。
  • AUTOMATIC1111版以外において、異なるバージョンのPythonを求められることがある
    →めんどいけど仕方ないので、「複数バージョンのPythonを切り替えられる」ようにしていくことになる
  • Gitコマンドの利用を避けて通るのがしんどい
    →習得した方がはやい。導入していこう

大事なものから順番に解決していく。

 

荷ほどき…Pythonの複数バージョン管理

これ結構面倒くさいので最初にやったほうがいい。

あと、参考にする記事は直近1年くらいのものがいい。

古い記事は複数バージョン管理するための手法も古くて、現環境ではうまくいかないことが多い(調べればなんとかなるんだけどしんどいよね)

WindowsでPython3.11環境にPython3.9をインストールする(複数Ver.のPython運用) | 鷹の目週末プログラマー

 

この記事を参考にやってみる。

  • まずは最新のPythonをインストールする。
    記事執筆時点では3.11.xが最新

    Python最新版を確認


  • StableDiffusionWebUiを動かすためにはPython 3.10.6が欲しい、と書かれている
    GitHub - AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui: Stable Diffusion web UI
    現状ではまだ所持していない状態なことがPowershellで確認できるため、インストールする

    Python最新版の動作確認


  • あとは記事の内容に沿ってPythonのバージョンを指定しながらvenv環境を作っていけばOK。

 

荷ほどき…gitのインストール

これをしないとStableDiffusionWebUiをローカル環境にクローンした後、アップデートすることが大変になる(できないことはない)

Git - Downloading Package

インストール時の設定を進めていると、gitファイルを何で開くか質問されるため、好きなように設定しておくこと(自分はVS Codeが好みだけど、インストールし忘れたので後で設定する)

Gitの設定

 

gitをインストールし、Pythonをインストールしたことで、Powershell上でStableDiffusionWebUiをCloneして実行することができるようになったはず。

 

あとはよしなに。がんばれー